【MtG】マジック・ザ・ギャザリング ルール斜め読み⑦【優先権②】
2012年1月17日 ルール斜め読み コメント (2)こんばんは。
とっても久しぶりなルール斜め読み。
読み返してみると優先権についての記事がなんと3つ目でしたが、双頭巨人戦なんかも踏まえつつ気にせず進行していきたいと思います。
と言うのも、この間の日曜日にこんな1コマが。
まりも
Yokoshima
対
苦楽落下
流奏
まりも「根囲い」
苦楽落下&流奏「おk」
まりも「屈葬の儀式が墓地に落ちたよ」
苦楽落下「じゃあその堀葬の儀式にサージカルエクストラクション(外科的摘出)」ドヤァ
Yokoshima「まあまて、まだ慌てるような時間じゃない」
まりも&苦楽落下&流奏「!?」
さて、何がおかしいのかお判りでしょうか。
Mulch / 根囲い (1)(緑)
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から4枚公開する。これにより公開されたすべての土地カードをあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
Unburial Rites / 堀葬の儀式 (4)(黒)
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
Surgical Extraction / 外科的摘出 (黒/Φ)
インスタント
((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
いずれかの墓地にある基本土地カードでないカード1枚を対象として選ぶ。それのオーナーの墓地と手札とライブラリーから、そのカードと同じ名前のカードを望む枚数だけ探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
根囲いが解決した後、まず優先権を得るのはターン進行中のチームであるため、ソーサリーである堀葬の儀式のフラッシュバックを唱える前に相手側のチームが何かを行うことは出来ません。また、唱えてしまった堀葬の儀式はもう墓地には無いため、外科的摘出で対象にすることは出来ません。
ただ、堀葬の儀式は墓地にあるカードを対象に取っているため、リアニメイトしようとしたクリーチャーを外科的摘出することによって堀葬の儀式を立ち消えさせることは可能です。その場合、当然手札及び墓地から摘出されるのはそのクリーチャーカードになります。
繰り返す悪夢を解呪できない
出たばかりの出産の殻の能力起動を止められない
出たばかりのPWの能力起動を止められないせいでジェイスを稲妻で殺せない
何かが類似例となります。
また、今回の件とは関係ないのですが、双頭巨人戦における優先権はチーム単位となりますので、何かをやろうとすれば私はまりもの掘葬と苦楽の摘出の間に何かを挟むことが出来ます。相手側チームへの優先権のパスはチームの総意である必要がありますので注意しておくとよいでしょう。
いまいち納得されていなかったので文章にしてみました。どうかな?
話が変わるのですが、私がルール斜め読みを書く際、間違いを書いてはいけないので総合ルールを参照するようにしています。往々にしてそんな時に自分のルールに対する勘違いに気づいたりするわけですが……
今回気づいた勘違いはコレ。双頭巨人戦の優先権に対する記述を確認している時でした。
810.7 「双頭巨人戦」変種ルールは、他の多人数戦と異なる戦闘ルールを用いる。
810.7a 各チームのクリーチャーは、グループで他のチームを攻撃する。戦闘フェイズの間、アクティブ・チームは攻撃 チームとなり、アクティブ・チームの各プレイヤーは攻撃 プレイヤーとなる。同様に、非アクティブ・チームは防御チームとなり、そのプレイヤーは防御プレイヤーとなる。
810.7b 「防御プレイヤー」を参照する単発的効果は、両方の防御プレイヤーではなく、いずれか1人の防御プレイヤーを参照する。その効果のコントローラーが、その効果が適用される時にどちらのプレイヤーを参照するかを決定する。「攻撃 プレイヤー」を参照する場合も同じである。
810.7c 攻撃クリーチャー指定ステップ開始に際して、アクティブ・チームは攻撃クリーチャーを指定する。いずれかの防御プレイヤーがコントロールするオブジェクトの効果によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃することはできない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。rule 508.1 参照。
810.7d ブロック・クリーチャー指定ステップ開始に際して、防御チームはブロック・クリーチャーを指定する。防御プレイヤーのコントロールするクリーチャーは、攻撃クリーチャーをブロックできる。防御チームによるブロックは一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。rule 509.1 参照。
810.7e ブロック・クリーチャーが指定された後、複数のクリーチャーによってブロックされた攻撃クリーチャーのそれぞれについて、アクティブ・チームはそのブロック・クリーチャー群の中でのダメージ割り振り順を宣言する。その後、複数のクリーチャーをブロックしているクリーチャーごとに、防御プレイヤーはそのブロックしている攻撃クリーチャー群の中でのダメージ割り振り順を宣言する。
810.7f 戦闘ダメージ・ステップ開始に際して、アクティブ・チームは攻撃クリーチャーがどのように戦闘ダメージを割り振るかを宣言する。攻撃クリーチャーが防御チームにダメージを割り振る場合、アクティブ・チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーにダメージを割り振る。アクティブ・チームのダメージの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に戦闘ダメージを割り振る。rule 510.1 参照。
つまり
攻撃するときはチームを攻撃するかPWを攻撃するかだけ宣言する。
プレイヤーにダメージが通りそうな場合のみ、どっちのプレイヤーにダメージを与えるか選ぶ。
そのダメージは最終的にチームの共用ライフを減少させる。
ということのようだ。各種剣は片方のプレイヤーにしか効果を及ぼさないみたいですね。
「攻撃先はチーム」ということから来た間違い。昔はそんな操作をしていたような気がするが……ライフ参照うんぬんの改定の時に間違えて覚えたのかしら。
ゲーム中に出た話や、後々気づいた勘違いなんかもまた書いていくことにしましょう。
それではまた会う日まで。
さようなら~
とっても久しぶりなルール斜め読み。
読み返してみると優先権についての記事がなんと3つ目でしたが、双頭巨人戦なんかも踏まえつつ気にせず進行していきたいと思います。
と言うのも、この間の日曜日にこんな1コマが。
まりも
Yokoshima
対
苦楽落下
流奏
まりも「根囲い」
苦楽落下&流奏「おk」
まりも「屈葬の儀式が墓地に落ちたよ」
苦楽落下「じゃあその堀葬の儀式にサージカルエクストラクション(外科的摘出)」ドヤァ
Yokoshima「まあまて、まだ慌てるような時間じゃない」
まりも&苦楽落下&流奏「!?」
さて、何がおかしいのかお判りでしょうか。
Mulch / 根囲い (1)(緑)
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から4枚公開する。これにより公開されたすべての土地カードをあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
Unburial Rites / 堀葬の儀式 (4)(黒)
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
Surgical Extraction / 外科的摘出 (黒/Φ)
インスタント
((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
いずれかの墓地にある基本土地カードでないカード1枚を対象として選ぶ。それのオーナーの墓地と手札とライブラリーから、そのカードと同じ名前のカードを望む枚数だけ探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
根囲いが解決した後、まず優先権を得るのはターン進行中のチームであるため、ソーサリーである堀葬の儀式のフラッシュバックを唱える前に相手側のチームが何かを行うことは出来ません。また、唱えてしまった堀葬の儀式はもう墓地には無いため、外科的摘出で対象にすることは出来ません。
ただ、堀葬の儀式は墓地にあるカードを対象に取っているため、リアニメイトしようとしたクリーチャーを外科的摘出することによって堀葬の儀式を立ち消えさせることは可能です。その場合、当然手札及び墓地から摘出されるのはそのクリーチャーカードになります。
繰り返す悪夢を解呪できない
出たばかりの出産の殻の能力起動を止められない
出たばかりのPWの能力起動を止められないせいでジェイスを稲妻で殺せない
何かが類似例となります。
また、今回の件とは関係ないのですが、双頭巨人戦における優先権はチーム単位となりますので、何かをやろうとすれば私はまりもの掘葬と苦楽の摘出の間に何かを挟むことが出来ます。相手側チームへの優先権のパスはチームの総意である必要がありますので注意しておくとよいでしょう。
いまいち納得されていなかったので文章にしてみました。どうかな?
話が変わるのですが、私がルール斜め読みを書く際、間違いを書いてはいけないので総合ルールを参照するようにしています。往々にしてそんな時に自分のルールに対する勘違いに気づいたりするわけですが……
今回気づいた勘違いはコレ。双頭巨人戦の優先権に対する記述を確認している時でした。
810.7 「双頭巨人戦」変種ルールは、他の多人数戦と異なる戦闘ルールを用いる。
810.7a 各チームのクリーチャーは、グループで他のチームを攻撃する。戦闘フェイズの間、アクティブ・チームは攻撃 チームとなり、アクティブ・チームの各プレイヤーは攻撃 プレイヤーとなる。同様に、非アクティブ・チームは防御チームとなり、そのプレイヤーは防御プレイヤーとなる。
810.7b 「防御プレイヤー」を参照する単発的効果は、両方の防御プレイヤーではなく、いずれか1人の防御プレイヤーを参照する。その効果のコントローラーが、その効果が適用される時にどちらのプレイヤーを参照するかを決定する。「攻撃 プレイヤー」を参照する場合も同じである。
810.7c 攻撃クリーチャー指定ステップ開始に際して、アクティブ・チームは攻撃クリーチャーを指定する。いずれかの防御プレイヤーがコントロールするオブジェクトの効果によってそのプレイヤーを攻撃できないクリーチャーは、防御チームを攻撃することはできない。アクティブ・チームの攻撃は一群で行ない、その攻撃クリーチャー群は全体として適正でなければならない。rule 508.1 参照。
810.7d ブロック・クリーチャー指定ステップ開始に際して、防御チームはブロック・クリーチャーを指定する。防御プレイヤーのコントロールするクリーチャーは、攻撃クリーチャーをブロックできる。防御チームによるブロックは一群で行ない、ブロック・クリーチャーは全体として適正でなければならない。rule 509.1 参照。
810.7e ブロック・クリーチャーが指定された後、複数のクリーチャーによってブロックされた攻撃クリーチャーのそれぞれについて、アクティブ・チームはそのブロック・クリーチャー群の中でのダメージ割り振り順を宣言する。その後、複数のクリーチャーをブロックしているクリーチャーごとに、防御プレイヤーはそのブロックしている攻撃クリーチャー群の中でのダメージ割り振り順を宣言する。
810.7f 戦闘ダメージ・ステップ開始に際して、アクティブ・チームは攻撃クリーチャーがどのように戦闘ダメージを割り振るかを宣言する。攻撃クリーチャーが防御チームにダメージを割り振る場合、アクティブ・チームは攻撃クリーチャーごとに防御プレイヤーを1人選び、そのプレイヤーにダメージを割り振る。アクティブ・チームのダメージの割り振り宣言が終わったら、防御チームが同様に戦闘ダメージを割り振る。rule 510.1 参照。
つまり
攻撃するときはチームを攻撃するかPWを攻撃するかだけ宣言する。
プレイヤーにダメージが通りそうな場合のみ、どっちのプレイヤーにダメージを与えるか選ぶ。
そのダメージは最終的にチームの共用ライフを減少させる。
ということのようだ。各種剣は片方のプレイヤーにしか効果を及ぼさないみたいですね。
「攻撃先はチーム」ということから来た間違い。昔はそんな操作をしていたような気がするが……ライフ参照うんぬんの改定の時に間違えて覚えたのかしら。
ゲーム中に出た話や、後々気づいた勘違いなんかもまた書いていくことにしましょう。
それではまた会う日まで。
さようなら~
コメント
剣>
剣の能力誘発は双頭でもPWと同じく指定という記事を読んだ記憶があったけどあやふやでした。剣2人ともディスカードしてね(ドヤァ)
私がルール斜め読みを書く際、間違いを書いてはいけないので総合ルールを参照するようにしています>
この定義がある以上、一番詳しい人が勘違いしてたとしても一番詳しい人に従う他ないから仕方ない事だけど・・。